犬鳴峠

犬鳴峠


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これは去年の夏に友人のS村くんの身に実際に起こったことなんですけど とっても不思議でとっても怖い出来事なんで、カキコしました。
S村君と友人のY田君は、同じ高校の同級生。とても仲の良い2人は同じ塾にも通うほどでした。

進学校だったため、夏休みもずっと朝課外&昼課外・・
このまま受験勉強でおわるのも最後の高校生活の夏休みとしては悲しすぎると、「夏の思い出に作りに何かをしよう」ってことで、怖い噂で有名な『犬鳴峠』に行こうということになった。 

でも夜はさすがに怖いんで、昼間なら大丈夫だろうと、明日3時にふもとのバス停で待ち合わせして一緒にゆこうという事にした。

ところが次の日。先に着いたS村君、いくら待ってもY田君がこないのだ、日も傾き始めきたので「アイツはびびってこないのだろう」と 考え帰ろうかと思っているところに、ようやく来たY田。 
遅すぎると責める彼に対していう事には 「待ち合わせはトンネル前だとおもってたんでズットその前でまっていたんだ」ナドトいっている。

すっかりおそくなってしまったが、行かないことには始まらないので、すぐ帰ることを約束していくことにした。
Y田君が先にいっていて知ってる道だからと案内して向かっていった。
ところが旧道に向かう道はフェンスがしまっており入れなくなっていた。
そこでがけの上の山道を迂回していったんだけど、途中で背の高い木々に邪魔されてかなり服が汚れてしまった。

夕方も遅くになって、トンネルまえにようやく到着した2人。
なんとかしてトンネルについたが、日が暮れる前に帰ろうということで、入ってそうそう帰ることにした。

入口までついたS村君はふと
「『なんでトンネル前で待っていた』と言っていたのに、なんでさっきのフェンスはあいていたんだろう?なんでバス停で会った時に『全然汚れていなかった』んだろう?」
不思議に思って問い合わせようと振り返ると、、ナントY田君をみたら、顔面蒼白のY田その場で固まって全く動かない。

そのY田の後ろをよく見ると たくさんの白い手がトンネルの闇の中から生えてY田君をひっぱっている!うつろで無表情な顔をしたY田君をやっとの思いで、S村君がひっぱりだし、フェンスの所までわき目も降らずに懸命に逃げ出た。

その後もなんとなく後味の悪い気分のまま、バス停までとぼとぼとあるいてなにも話すこともなくそこでかいさんをした。
そとはとっぷりと日が暮れていた。

次の日、塾でY田君にあって昨日のトンネル前で聞こうとしていた事といあわせると、「えッ?昨日は怖くって結局行かなかったよ」と一言いった。
・・・では昨日S村と一緒に居たのは誰?




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犬鳴峠で待ち合わせ

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39 :さげ:03/05/22(木) 00:23

旧>106

犬鳴き峠をごぞんじですか?作り話しようと思ってたらずっと忘れてた事を

思い出しました。正直あんまり恐くないです。というか実際の出来事はそんな

もので、、。

当時学生だった私はAという友達とよく放課後に残っては下らないダベリを
繰り返してました。部活なんか入ってなかったので。

まぁ、私もAも恐い話が好きなほうで、よく恐い話を仕入れてきては

楽しんでいました。たまに女子も入ってきてキャーキャー言いながら放課後の

夕暮れの時を過ごしたものです。


やがて受験を控えた最後の夏休みを迎える事になりました。私とAはいつものように

雑談してましたが、なんとなく夏休みと、受験の鬱さから何かイベントを起こそうと

いう話になり、犬鳴き峠に夜行ってみる、という事になりました。

犬鳴き峠というのは九州では非常に有名な心霊スポットで危険だから

立ち寄ってはいけない、、と大人なら誰もが言うくらいのヤバイところです。

(現在は封鎖されてます)


そこのトンネルをくぐると必ず何かが起きます。

正直、私は妙な高揚感を覚えましたが、同時にビビってました。

ですが若かったせいもあって「恐い」なんて言えません。

まして親友のAにそんな姿は見せれなかった。

夕暮れのくっきりしたシルエットの中でAの顔は真っ黒にみえた。

 

40 :さげ:03/05/22(木) 00:23

田舎学生でしたので私たちは免許なんて持ってませんでした。

ですのでローカル線に乗って現地の駅に集合でした。それからひたすら

徒歩です。途中バスが出てるとの話でした。

そして夏休みに入り、けだるい暑さの中で、その決行の日が近づくにつれ

私は何をしても気持ちが落ち着かなくなりました。


それから何度も電話でAと話をしましたが、悔しいことにAは

全然平気のようでした。一度話の流れで私が行くのをやめようっか?と

言ったとき、Aのバカにした笑いが耳に響きました。


それ以来当日まで電話はしませんでした。私は恐いとかよりも

恐がる姿を見せてたまるか!という決意で固まりました。

そしてその日が来ました。Aと別れることになるその日が。
 


41 :さげ:03/05/22(木) 00:25

先日から振り始めた雨は朝になっても止んでいませんでした。

私は待ち合わせの夕刻までベッドでごろごろしていました。

やがて時間がくるとAに中止にしよう、、と言いたくて

何度も受話器を握りましたが、、言えず、、

出かけました。「なんでこんなバツゲームみたいなこと、、、」


私は始めていく場所だったので駅員に聞いたりしながら

なんとか現地の駅まで辿りつきました。

すでに薄暗くなっています。雨は霧雨になり

傘をさしているのですが体中がじっとりと濡れてきます。


待ち合わせの駅に着いたのは約束の時間より30分以上も早い

時刻でした。人気のない駅でした。駅員も古い駅舎にはいって

背中を見せたままです。私は夏とはいえ雨に濡れてたので

震えました。正直恐かったのだと思います。


やがて約束の時間になりました。しかしAは来ません。

私は次の電車だろう、、と待ちました。しかしやはりAは来ません。

「あの野郎、、、」正直私は嬉しかったです。

帰れる、、と思いました。しかし、すっぽかされた怒りは

若かったせいもあって強かったです。「あいつ、、どついたろうか」

そのとき後ろから声がかかりました。


42 :さげ:03/05/22(木) 00:26

怒り顔のAでした。

「おまえ、、!いつまで待たせんだよ!現地集合だっていっただろう??」

「え??現地の駅だったぞ?」

「、、、お前、、俺はずっと峠の麓におったとぞ?」

「すまん、」

 
Aはやはり独りで待たされたせいもあってか凄くいらついていましたが

早く行こうと先を歩き出しました。

私は慌ててついていきました。

Aはすでに一度通っただけあって私を案内してくれました。

しかしAもさすがに恐いらしく無口でした。顔も青ざめて見えました。

やがて私たちはとうげにさしかかりました。しかしそこからは

急に砂利道になってました。私は薄暗い中、Aに必死についていきましたが

その先に鉄柵がはられていることに気付きました。

私たちは、、若さのせいにばかりするのはあれですが、、

鉄柵に掛かった鍵を砂利道でひろった大き目の石をつかって

壊しました。Aは体力がないので私の役目でした。

時間はかかりましたがなんとか鍵は壊れました。相当古い鍵だったようです。

そこからは両側から多い繁る草の真中をしろっぽく浮かび上がる砂利道を

ひたすら上っていきました。雨のせいか日はすぐに暮れました。

 

43 :さげ:03/05/22(木) 00:26

私たちは懐中電灯をともして上りました。

三十分くらい上ると、そこに闇をさらに黒くぬりつぶしたようなトンネルが

見えました。中は真っ暗です。見たこともない暗さでした。

私は背筋がゾゾゾゾゾゾ、、、、と寒くなりました。

「こ、、、、、これかよ、、、、、、、、、」Aも震える声で言いました。

「さっきここで待ってた時はまだここまで暗くなかったけど、、、、」

私たちは身をよせあって中を覗きました。まるで

地獄につながっているかのようです。昼間なら向こう側の出口の

明るさも見えたでしょうが、、なにせ夜になっているので本当に

永遠につづくトンネルのようでした。

「こ、ここを抜けると何かが起こるのか、、、」

Aは余計無口になったまま、いつのまにか私の服を握り締めています。

「お、、おまえ先にいけよ,,」Aは震える声で私に言いました。

「ば、ばか、、押すなよ」

雨のせいで虫の声もない山の夜です。私たちの懐中電灯のあかりだけが

灯っていました、しかし、その明かりも闇にとけこんでいます。


44 :さげ:03/05/22(木) 00:26

私はもう駄目でした。恐いなんてもんじゃありません。

正直なきそうでした。。。私はAに言いました。

「ごめん、、俺、無理。もう帰ろう」

しかしAは手を離しません。「ば、、ばか!ここまで来て帰れるかよ」

私はAに押され少し前に進みました。

「無理だって!俺、、堪えれないよ」

「お前が来ないからずっとここで待たされた身にもなれよ」

「んなこと言ったって!俺は帰る!」

「だめだ」Aは私の服がやぶけるくらいひっぱってトンネルに入っていきます。

私は必死でふんばりました。「やめいって!」

「いいから来いよ!はやく!」Aはどんどん私をトンネルの奥にひっぱります。

私はさすがに切れてAを振りまわす気持ちでひっぱり返しました。

私のほうがAよりも体力があるからです。、、しかし、Aの力はいつもより

強く私はふりほどけませんでした。

「大丈夫だって、、そんな恐いことないよ。一緒に行こうよ」


、、、、、、、、、、、その時私はあることに気付きました。

 
「お前、、ここで待ってたんだよな?」

A「、、、」

「ここに来る途中、、鉄柵の鍵かかってたじゃないか、、」

A「、、、」

「だいたい、、俺が待ち合わせ場所に着たのは30分も早かったのに、、

ずっと待ってたって、、いつから待ってたんだよ?」


そのとき私をトンネルの奥にひっぱっているのがAだけではない事に気付きました。

後ろから、横から、、たくさんの手が私をトンネルにひっぱっているのです。

悲鳴が喉から出ない私に

Aが振りむいて言いました。

「早く死のうよ」


45 :さげ:03/05/22(木) 00:27

後日談 


私は気を失ってたらしく地元の人が山菜をとりに着た際、見つけられたそうです。

私はひどい熱で数日寝こみました。

病院でAがその日、恐くて約束をすっぽかしていた事を知りました。

それいらいAとは口を聞くことはありませんでした。





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